共同作業所のむこうに −障害のある人の仕事とくらし
1,980円(税込)
「ひろがれ共同作業所」(1987年発刊)、
「みんなの共同作業所」(1997年発刊)に続く、
きょうされんDNA満載の、「共同作業所」の単行本が
きょうされん第35回全国大会に発刊!
この35年間のきょうされんの共同作業所づくり運動のなかで
全国各地で展開されている多数の実践のなかから、
10ヵ所の共同作業所のとりくみを紹介。
さらに、「働く」ことからニーズと共に派生した「暮らす」ことのとりくみも収録。
最終章では、この35年間のきょうされん運動の成果は何であり、
課題は何であるかを示します。
【 もくじ 】
■プロローグ
・東日本大震災と障害のある人 (藤井 克徳・きょうされん常務理事)
・あこがれの地域生活 (秋保 喜美子・くさの実作業所・広島)
■第1章 給料にこだわって
・“労働者の証” ( 堀尾 毅・社会的事業所ゆう・滋賀県)
・やさしいパン,ここにあり!——地域と生きるひかり工房の実践
(高井 賢二・ひかり工房・北海道)
・街の人とつながるクロネコメール便の仕事 (西谷 久美子・社会福祉法人はる・東京)
・ありのまま,そのままで主役になろう (篠原 憲一・ゴー・スロー・熊本市)
・取り柄と得意技を生かしてチャレンジ (天野 貴彦・社会福祉法人ウィズ町田・東京)
・生まれて初めて仕事に誇りが持てる (西澤 心・ワークショップほのぼの屋・京都府)
■第2章 生きがいのある仕事
・障害の重い人のくらし——障害の重い人ほど快適で安心できる環境を
(磯部 光孝・のぞみの家・東京)
・給料で変わる意識「わたしの仕事」 (大野 健志・社会福祉法人さくらんぼの会・愛知県)
・働くことで誇りと人生を取り戻す (西沢 重彰・工房ヒューマン・大阪)
・仲間とつながり,自分の生き方をつくる (和田 庄司・にんじん舎・福島県)
■第3章 自分らしいくらし
・「自分らしいくらし」を探して −北海道・旭川市の林優子さんのくらし方
・一人ひとりのくらしを支えることの大切さ —埼玉・鴻沼福祉会のくらし方
・「自分らしいくらし」は地域を変えること —和歌山・麦の郷のくらし方
・「自分らしいくらし」を支えるための大切な視点
(林 優子・あかしあ労働福祉センター・北海道)
(斎藤 なを子・きょうされん副理事長)
(小野 浩・きょうされん常任理事)
■第4章 未来を拓く
・地域でのくらしを支える共同作業所での実践 (赤松英知・きょうされん常任理事)
・ぶれない,こびない,あきらめない (北村典幸・きょうされん常任理事)
・大切なことのこれまでとこれから (藤井 克徳・きょうされん常務理事)
■おわりに (西村 直・きょうされん理事長)
【読者の感想】
・通常の書籍と違い、仲間と自分の歩んできたこと、これから歩んでいくことが重なり合って、
情景が豊かに蘇り、創造力が掻き立てられて、綴られていることをいちいち感慨深くとらえることができて、
じっくりとかみしめながら読み進めています。 (栃木県・施設職員)
・話題の書『共同作業所のむこうに』(きょうされん編)を読みました。
感想を一言で語ることはできませんが、「第3章・自分らいしくらし」を読んで、
北海道・旭川市の林優子さんは1人ぐらしを手に入れるまで
長く険しい道のりがあったのだなぁと思いました。
わたしは軽度の精神障がい者ですが、一人ぐらしを手に入れるまでには、
やはりそれなりに険しい道のりがあるなということを痛切に感じています。
わたしは「自分らしいくらし」が営めるようになるためにはどうすればよいのかを考えると
頭が混乱してしまいます。
他人との関係をひろげる力は、自立にとって、とても必要なことであるのは 確かなことですが、
一人ぐらしであっても、入所施設で暮らしていても、グループホームで生活していても
今日は暑いとか、風が冷たいとか、花がきれいといった ありふれた日常を身近に感じられることが
何よりも大切なことだと本書を読んで思いました。 (兵庫県 利用者T・T )
商品名 | 共同作業所のむこうに −障害のある人の仕事とくらし |
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商品番号 | 0059 |
メーカー名 | きょうされん |
編集 | きょうされん広報・出版・情報委員会 |
仕様 | A5判 224ページ |
初版発行日 | 2012年9月29日 |
在庫 | 28 |
販売価格 | 1,980円(税込) |
送料 | ※送料は別途かかります |
出荷日 | 入金確認から出荷まで3~5日程度いただいております。 |